読書の秋。

とりあえず最近色々読みました。折角なんで少しずつ簡易レビューでも書きまーす。

一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ-

一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ-

さよならピアノソナタ (電撃文庫)

さよならピアノソナタ (電撃文庫)

まずはこの二冊。
一瞬…青春スポーツ物で此処まで面白いのに出会ったのは久しぶりってかもしかしたら歴代の中で一番面白かったかも。青春物にありがちな「スポーツがおざなりになる」ことがなく細部まで細かく書かれていて、少し陸上に興味が出てきた。人間関係等もゆれがちな高校生の心の動きをしっかりととらえた上で、キャラの成長を描ききっていて、全体的に爽やか。
兎に角読んでる途中で先が気になんのねほんと。ページががんがん進む。物語のの中に引き込む力がすげえの。本屋大賞受賞もうなずけるわ。
…無理してでも運動部はいりゃよかったかな…とちょっとだけ切なくなる文化系人間は僕です。
ピアノ…なんとなく買ってみた。この作者が前書いてた「神様のメモ帳」は確か紹介したような…。まぁありがちな話ですね。なんてか設定も昔からあるようなネタをつないだ感じ。オチもあっさり読めたし、ヒロインは典型的なよくいるツンデレキャラだし。まぁ可愛いけども。ただ、ありがちだけど意外に面白いんだこれ。文章力はそれなりだし、音楽ネタが結構細かくて、出てくる曲を知ってる人が読んだら相当楽しめるんじゃないだろうか。後ベースとかギターとか演奏とかの描写が意外にいい。なんとなくヒッピーに薦めたくなった。挿絵は×。下手。