読書。

とりあえず昨日は
鳥籠荘の今日も眠たい住人たち1
だけ読み終わった。今2を読み途中。それなりに気に入ったのでちょっと長めのレビューでも。

壁井ユカコさん独特の文体と語り口調は多少好き嫌いあるんじゃないかな。人間の重い内面を書ききっています。ホテル(てかアパート)・ウイリアムズチャイルドバードに住む住人を描いた短編集。案内人が蜘蛛という時点でなんとなくファンタジーと感じるかもしれないけど中身がえらく現実的。のんびりしてるようで、ドタバタした生活を書いている感じ。優しいようで暖かく、そしてほのかな切なさが、胸をしめつける。そんな一冊。
時間軸も書く話ごとに違い、住人達も個性豊かで、キャラによって話の雰囲気もガラリと変わる。様々な話を味わいたい方にどうぞ。案内人の最後の言葉がな気になる…
挿絵がラノベっぽくないのも良い感じ。なんとなく羽海野チカの絵柄っぽく感じるのは俺だけ?
二巻が楽しみです。