どうしてそこからそこに行く。行動が読めなくてどきどきする。

シロップの『Your eyes closed』より。保育園実習に行ってきました。
兎に角解らん事は聞くのと、突っ立ってるような事はしないということを心に決めて、いざ出陣!
ほんといろいろやったよ。到着して、案内されたのは非常階段。
「男子ロッカーってないんですよー。男性保育士の方は着替えてきてもらったりしててー」
短大からスーツで行けっていわれたんだから仕方ないじゃないか!
そんでまずひたすら遊ぶ。時間が着たら片付けて、担当のクラスへ。俺の担当は4歳児クラス、星組でした。
まず自己紹介。みんな興味深々で俺のことを眺めてました。
その後プール。服が着れない子に服を着せてあげたり。肩紐引っ張れない女の子が多かった。
自分は水着とかなかったから、泳がない子と遊んでました。
「せんせーみてー」
「かけっこしよー」
5人泳がなかったんだけど、みんなあっちにいったりこっちにいったり。途中で一人の子が泥にスライディングしたりなど。目が届かなかったとはいえ、よく見てなかった俺のミス。何で泳がないのかって話だもんね。俺の担当の先生は何も言わなかったけどさ。その後はちゃんと目を配ったよ。
そんで朝の会見たいのをやって、水着脱がせたらもうご飯です。脱がせるのは結構大変でした。すっぽんぽんでうろうろするなー誰が見てるかわかんないだから!
自分は弁当持ってきてたけど、休みの子の分の給食もらいました。案外いけました。ご飯は食べれる子、食べれない子で差があるみたい。色々促したりなんかして。
このときお茶注ぎ係だったんですが、間違えてお絞り入れにお茶を注いでしまいました。何やってんの俺。
後は先生の紙芝居。その隙に布団敷く。そしておひるね。
「せんせー、とんとんしてー」
「ぼくもー」
「わたしもー」
もうね、なんでみんなそんなに可愛いの。でも途中で動くわけにはいかんし。先生何人かと分担してとんとん。その後に休憩もらったけど、少し休んで部屋に戻る。
「何か、手伝える事はないですか?」
仕事をもらった。プリント折って、棚に入れる。壁面製作のうさぎを作る。その間に先生が何をしているかをチラ見。子供だけでなく『保育士』も見ておかないと、自分が就職した時に何にもなんないし。休んでられなかった。
そんで時間になり、みんなを起こす。起きない子がいたりなんかして。一生懸命起こしたり。
その後はおやつ食べて自由遊び。子供がとびついてきます。
「ごほんよんでー」
「かめんらいだーしってる?」
「せんせー、だっこ」
もうみんなやばいよ。うん。いきなり膝に乗ってくる子もいれば、カンチョーしてくる子もいて。色々行ってきたりとか、ちらちらこっちを見て恥ずかしそうにしたりとか。もう駄目だ書けない。みんなの行動なんて文に出来るほど単純なもんじゃない!でもみんな、全力で甘えたり、走ってきたり、カンチョーしたり。
その後は、先生に「手遊びと紙芝居お願いします」って言われてあたふた。頑張ったけど手遊びは失敗。みんなと結末が違った……その時の誘導が出来ず、助けてもらった。最悪だった。くいがあるとすれば、これだけ。紙芝居はかなり上手くできたと思う。
その後に帰りの会*1
「ほし組のみんなといれてよかったですありがとうございました、この一日のおかげで僕は先生として大きくなったと思います。先生になるために、一生懸命頑張ろうと思います」
その後は、もう全力で遊んだ。もう、時間はほとんどなかったから。帰りたくなかった。閉園まで居たかった。でも俺は、実習生だから。
「せんせー、あしたもきてね」
「わたし、おてがみかいてくる!」
「ちぇんちぇー、だいすき」
「あしたはかめんらいだーごっこね!」
「えー、ぷりきゅあがいいよ!」
「あしたもきてよー」
「わたしも、おてがみかく」
……どれだけ必死に、俺が涙をこらえたか。もうさ、一日だけだけどみんなと一緒にいてさ、なんだかもう、最高だったんだ。うんていの時でも、何のときでも俺にしがみついてきたさくちゃん。ちょっと舌たらずなここちゃん。お姉さん肌だけど、実は泣き虫で甘えんぼななっちゃん。俺の背中が大好き?なしょー君、たいが君。仮面ライダー大好き、ゆぅ君。ダウン症だけど、笑顔の可愛かったさやちゃん。後は……うがー!無理。全員かいてたらきりがないよ。つか書けない。泣く泣きそう。お手紙書いてくれても、実習は一日だけだし、俺はもうこの保育園には来れない。渡せない。そう思うとなんかたまんなくなった。泣いてたまるか泣くもんか。
みんなゆっくり帰っていく。
一日だけの、僕のクラスの子が。
帰っていく。
僕の帰る時間も来た。
「今日は1日、ありがとうございました」
「神楽君、お疲れ様。頑張ったね」
非常階段で着替える。少し泣いた。その後事務室に挨拶して、帰った。
帰りのバスで、シロップの『Your eyes closed』が流れたんだ。たまたま。
“どうしてそこからそこに行く 行動が読めなくてどきどきする”
“何がそんなに楽しい(悲しいん)んだろう 笑って(泣いて)疲れて 目を閉じた”
“愛しかないとか思っちゃうヤバイ 抱きしめてると死んでもいいやって たまに思うんだ”
“大して凄い事起こらないけど 全部満たされた気持ちになる”
泣いた。我慢できなかった。みんなの顔がぶわーって。本当に、みんなに会えてよかった。最高の実習でした。前も書いたけど、また書く。
絶対保育士になる!

*1:一定時間越えたら随時帰宅のため、全員いるうちに。