流風選夏特集。

今度から時間の都合上2作紹介となります。気分が向いたら3作になるかもしれないけど。

キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461))

キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461))

時雨沢恵一キノの旅―The beautiful world」
ライトノベルを一般レベルにまで押し上げたといっても過言ではないともいえる傑作。
主人公キノと相棒のエルメスは様々な国を廻る、ただそれだけのこれまた淡々とした話。それぞれの国に滞在する期間は三日間。それは長くもなく短くもない程度の時間。 故に、彼らはほとんど傍観者としてその国独特の文化や風習、特徴などをを客観的に見聞きし、去っていく。
人生や社会や国家の中で必ず遭遇する問題などを皮肉ったように書かれた話が多く、一巻の、「人の痛みが分かる国」「戦争の話」などはまさにそんな感じで、自分のお気に入りの話です。短編なので手軽に読めます。おすすめ。
MY FOOT

MY FOOT

the pillows「MY FOOT」
ポップとオルタナとが同居しているような感じのアルバム。どちらかというとポップよりかな?
「MY FOOT」から始まり、「空中レジスター」、「サードアイ」、「ノンフィクション」などそれぞれ少しずつ違う感じの曲だが、なんとなく一貫性があるように感じる。常に疾走感、爽快感があるアルバムで、力強いサウンドが休むことなく体に流れ込んでくるような感じがする。ピロウズ初心者にもなんとなくお勧め。