流風選夏特集。

さぁそろそろネタが危ないかな…まぁとりあえずサクサクいきますか。
一つ目

雪ヶ谷失恋白書

雪ヶ谷失恋白書

タオルズ「雪ヶ谷失恋白書」
ファン投票で選ばれた曲でのみ構成されていて、完成度はかなり高め。全体的に切ない感じの歌が多い。特に「山吹色の木の下で」「また会えるかな」などの切なさはガチなんだけど、ここであえて取り上げたいのは「ペダル」という曲。兎に角歌詞が夏。「君を見つけたあの夏休み 陽炎の町」や「青い青い夏の空を見上げて 開けた先には夏景色」などなど。メロディも爽やかでいい感じ。
夜市

夜市

恒川光太郎「夜市」
日本ホラー小説大賞を受賞したと聞いて図書館で借りて読んだ本。ホラーというよりはファンタジー…いや、この作品は「幻想譚」というべき。ファンタジーなんて言葉で片付けてはならない。自分が今まで読んだ本の中でも最高級に面白い本だった。何でも売っている「夜市」。現実ではない世界に入り込んだ男女のやりとりが、自身近な人が軽い話を話しているような口調で描かれ、「夜市」がすぐそばにあるようなじんわりとした怖さが迫ってくる。特に途中出てくる重要なキャラの正体や終盤のどんでん返し、そして最後の切なさ…自分は少し泣きました。同時収録されている「風の古道」も神作品。
クジラの彼

クジラの彼

有川浩「クジラの彼」
短編の恋愛小説集。描かれているのは「自衛隊員」の恋。…なんじゃそりゃといわれるかもしれない。自衛官だって普通の人間だ。恋愛もすれば結婚もする。そういう面から自衛隊好き作者が自衛官の恋愛を描いた小説。主に自衛官と一般人の恋愛が多いかな。有川さんは最近「図書館戦争」が本屋大賞にノミネートされたけど、それとはまた違った感じの作品です。なんとなく甘めの恋愛小説だけど読後感はすっきり爽やか。幸せな気分に浸れます。一応これがなんちゃってさんリクエストの「濁った気持ちがキレーになれそぉな本」の小説になるのかな…?
「濁った気持ちがキレーになれそぉな本」というのは今度からも紹介の時のテーマとしていきたいなとは思う。
次回はまた夏っぽい曲でも書こうかな…とりあえずピロウズの「白い夏と緑の自転車 赤い髪と黒いギター」は確定の方向でww